日本語教師の働き方はいろいろです。それぞれの仕事内容、収入、働き方について簡単にまとめてみました。また、最後に日本語教師のキャリアパスの一例もご紹介しています。
目次
日本語学校(専任・常勤)
- 仕事内容:授業、学校運営、カリキュラム作成
- 収入:月給制で約20万円〜30万円程度+学校によってはボーナスあり
- 働き方:フルタイム、週5日勤務が一般的
日本語学校(非常勤)
- 仕事内容:主に授業を担当
- 収入:時給1,500円〜3,000円程度
- 働き方:パートタイム、週数日や数コマ担当
大学
- 仕事内容:留学生向け日本語教育、学術的な日本語指導
- 収入:時給4000~6000円程度
- 働き方:常勤・非常勤があり、研究活動も求められることが多い
小中学校、高等学校
- 仕事内容:外国人児童・生徒向けの日本語指導、教科学習支援
- 収入:公立学校教員と同等(地域により異なる)
- 働き方:常勤・非常勤があり、他の教員と連携して指導
企業内日本語教師
- 仕事内容:外国人社員向け日本語研修、ビジネス日本語指導
- 収入:企業規模により異なるが、年収300万円〜500万円程度
- 働き方:企業のニーズに合わせた柔軟な勤務形態
地域の日本語教室でのボランティア
- 仕事内容:地域在住外国人向けの日本語支援
- 収入:基本的に無償またはわずかな謝礼
- 働き方:週1回程度の活動が多い
海外の教育機関
- 仕事内容:日本語学校、大学、日本文化センターでの日本語教育
- 収入:国や機関により大きく異なる(月給15万円〜50万円程度)
- 働き方:現地採用や日本からの派遣など様々
オンライン日本語教師
- 仕事内容:インターネットを通しての授業。プラットフォームを利用したり、SNSで集客したりする。
- 収入:時給1,500円〜3,000円程度、フリーランスの場合は自己設定
- 働き方:柔軟な時間設定が可能、自宅やカフェなどで勤務
教材開発者
- 仕事内容:日本語学習教材の作成、編集
- 収入:出版社勤務の場合、年収300万円〜500万円程度
- 働き方:出版社勤務やフリーランスなど
日本語教師養成講座の講師
- 仕事内容:将来の日本語教師育成、講座運営
- 収入:講座や機関により異なるが、時給3,000円〜5,000円程度
- 働き方:定期的な講座担当や不定期の特別講座など
日本語教師の一般的なキャリアパスは以下です。
日本語教師のキャリアパス

- 非常勤講師としてスタート
- 日本語学校や地域の日本語教室で経験を積む
- 初期の年収は100万円〜200万円程度
- 専任教師へのキャリアアップ
- 2〜3年の経験を積んだ後、専任教師のポジションを目指す
- 年収は300万円〜400万円程度に
- 教務主任や管理職へのステップアップ
- 3年以上の専任教員経験を積むことで、主任教員になる資格を得られる
- 学校運営や教員育成にも携わり、さらなる収入アップを目指す